脳の視床下部からの指令により卵巣から女性ホルモン(エストロゲン）が分泌されます。
視床下部はさまざまなホルモンの分泌をコントロールするとともに、体温調節や呼吸、消化機能の調節、精神活動などを司る自律神経のコントロールも行います。
ところが、卵巣の機能が衰えると、脳がいくら「ホルモンを出せ！」と指令を出しても分泌されません。
すると、「なんで出ないの！？」と脳がパニックを起こし、通常の何倍もの指令を出すため、異常な発汗、イライラ、めまいなどの症状があらわれるのです。

エストロゲンの減少が更年期の始まりです。
閉経をはさんだ前後5年、約10年間の時期を指します。 一般的には45歳〜55歳くらいの時期が更年期にあたるといわれています。

＜更年期障害の主な症状＞
・月経不順、閉経、骨粗鬆症
・のぼせ、ほてり、異常発汗
・動悸、イライラ、抑欝、不眠
・手足、腰の冷え
・頭痛、肩こり、慢性疲労感、倦怠感
・手足のしびれ、指、膝関節痛
・肌のしみ、たるみ、乾燥、くすみ
・肥満体、中性脂肪、メタボ体質
・コレステロール増加
・内臓脂肪の蓄積、心筋梗塞、動脈硬化

＜女性ホルモンと自律神経の密接な関係＞
女性ホルモンと自律神経は密接に関わっていて、
どちらかの調子が悪くなると一緒になってバランスを乱しがちになります。
逆にどちらかが調子がよくなると一緒になっていい方向にバランスを整えてくれます。
まず整えやすい神経系を整えることで、さまざまな症状が快方に向かっていきます。

＜自律神経の整え方5つ＞
・生活習慣の改善
・ストレスを溜め過ぎない
・十分な睡眠をとる
・運動を習慣化する
・首を温める

人間の体の中にある体内時計は、一日の行動サイクルに沿って調整されており、神経や内臓が動くようになっています。食事や睡眠の時間を決め、それに沿った生活を送ると自律神経のリズムが整いやすくなるでしょう。

＜インディバで「首」を温める＞
首がコリによって血流が滞ると自律神経の乱れに繋がると言われています。
そのため、インディバで首を温めてあげることで、視床下部の血流が良くなり、自律神経のバランスが整い、結果、更年期障害の症状が軽減されると言われています。
また頭痛（緊張性頭痛）は、首の疲労による緊張や収縮が原因となるため、首を温めることで頭痛の緩和が期待できます。