こんにちは、ソワン・ド・メイ代表の金敬梅です。多くの女性が悩むセルライト。太ももやお尻にできるあの凸凹とした肌の状態は、見た目の印象を大きく左右するため、多くの方が改善方法を求めています。しかし、セルライトについて正しい知識を持っている人は意外と少ないのが現実です。今回は、セルライトとは何なのか、なぜできるのか、そして効果的な対策方法、インディバによるセルライト改善効果まで詳しく解説していきます。

投稿日:2025.7.30 最終更新日:2025.7.30
トータルビューティープランナー:金敬梅
原因から対策まで完全ガイド
セルライトとは何?
セルライトは、皮下脂肪が肥大化し、周囲の結合組織と絡み合うことで皮膚表面に凸凹とした見た目を作り出す状態のことです。医学的には【皮下脂肪組織の構造変化】と呼ばれています。よく【オレンジピール】と例えられるように、形はバラバラの塊の為、オレンジの皮のような質感が特徴的です。分かりやすく説明すると、形が不均等な老廃物の塊です。主に太もも、お尻、お腹、二の腕などの部位に現れやすく、特に女性に多く見られる現象です。(なぜ女性に多く見られるのかは後ほど説明いたします)
セルライトの誤解を解く
セルライトについて多くの誤解があります。まず重要なのは、セルライトは病気ではないということです。これは正常な皮下脂肪組織の一種の状態であり、健康に害を及ぼすものではありません。また、【セルライトは特別な脂肪】という考えも間違いです。セルライト部分の脂肪細胞自体は、他の部位の脂肪細胞と基本的に同じものです。違いは、その配置や周囲の組織との関係にあります。
セルライトができる原因
セルライトの形成には複数の要因が関わっています。これらの要因を理解することで、効果的な対策を立てることができます。
1、構造の違い女性にセルライトが多い理由の一つは、皮膚構造の性差にあります。女性の皮下脂肪は、垂直に配置された結合組織の隔壁(セプタ)によって区切られています。この構造により、脂肪細胞が肥大すると皮膚表面に押し上げられ、凸凹が生じやすくなります。一方、男性の結合組織は斜めに配置されているため、脂肪が増えても表面の凸凹は目立ちにくい構造になっています。
2、ホルモンの影響女性ホルモンのエストロゲンは、脂肪の蓄積を促進し、血管の透過性を高める作用があります。これにより、水分や老廃物が組織に溜まりやすくなり、セルライトの形成を助長します。特に思春期、妊娠期、更年期など、ホルモンバランスが大きく変化する時期にセルライトが目立ちやすくなる傾向があります。
3、血液・リンパの循環不良座りっぱなしの生活や運動不足により、血液やリンパの流れが悪くなると、組織に老廃物や余分な水分が蓄積されます。これが脂肪細胞の周囲の環境を悪化させ、セルライトの形成を促進します。
特に下半身は重力の影響で循環が悪くなりやすく、太ももやお尻にセルライトができやすい理由の一つです。
4、生活習慣要因食生活の乱れ、睡眠不足、ストレス、喫煙などの生活習慣もセルライト形成に影響します。これらの要因は血行を悪化させ、代謝を低下させるため、脂肪の蓄積や老廃物の排出阻害につながります。規則正しい生活はセルライト形成の予防にもつながります。
5、遺伝的要因セルライトのできやすさには遺伝的な要因も関与しています。家族にセルライトが多い場合、同様の体質を受け継いでいる可能性があります。ただし、遺伝的要因があっても、生活習慣の改善により予防や改善は十分可能です。
セルライトの段階と見分け方
ステージ1:軽度皮膚を押したりつまんだりした時にのみ凸凹が見える状態。この段階では適切なケアにより改善しやすいといえます。
ステージ2:中程度立った状態で軽い凸凹が確認できる状態。日常生活でも気になり始める段階です。特に太ももの周りで見えやすいです。
ステージ3:重度常時明らかな凸凹が見える状態。皮膚の色調変化も伴うことがあります。ウエスト、背中脇に近いところ、二の腕、太ももなど特にセルライトができやすい部位に目立ちます。
ステージ4:最重度
深い凸凹と硬化が見られる状態。専門的な治療が必要な段階です。全体的に硬い。
効果的なセルライト対策
セルライトの改善には、複合的なアプローチが最も効果的です。以下の方法を組み合わせて継続的に行うことが重要です。
食事による内側からのケア
◎抗炎症食品を積極的に摂取ベリー類、緑黄色野菜、魚類(特にサーモンやサバ)、ナッツ類など、抗炎症作用のある食品を積極的に摂取しましょう。これらの食品は血行を改善し、組織の炎症を抑制します。
◎避けるべき食品
加工食品、精製糖、過剰な塩分は炎症を促進し、むくみを引き起こすため控えめにしましょう。
◎良質なタンパク質の摂取コラーゲンの生成に必要なアミノ酸を供給するため、良質なタンパク質を十分摂取することが重要です。鶏胸肉、卵、大豆製品、魚類などがおすすめです。
◎十分な水分摂取1日2リットル程度の水分摂取により、老廃物の排出を促進し、組織の循環を改善できます。
◎有酸素運動ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動は、全身の血行を促進し、脂肪燃焼を助けます。週3-4回、30分程度の運動を継続しましょう。
◎筋力トレーニング特に下半身の筋肉を鍛えることで、血液やリンパの流れを改善できます。スクワット、ランジ、ヒップリフトなどが効果的です。
◎ストレッチとヨガ筋肉の柔軟性を高め、血行を促進します。特に股関節周りのストレッチは下半身の循環改善に効果的です。
生活習慣の改善
◎十分な睡眠
質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促進し、組織の修復と代謝を改善します。7-8時間の睡眠を心がけましょう。もしどうしてもそんな長い睡眠時間が取れない場合、決まった時間帯に短時間の良質の睡眠をとるのもよいです。
◎ストレス管理
慢性的なストレスはホルモンバランスを乱し、循環を悪化させます。瞑想、深呼吸、趣味の時間などでストレス管理を行いましょう。
◎禁煙
喫煙は血管を収縮させ、循環を著しく悪化させるため、セルライト改善には禁煙が必須です。
◎冷え予防、改善
冷えは血行を悪化させ、セルライトの原因や悪化要因となる。
専門的な治療オプション
セルフケアで改善が難しい場合、専門的な治療も選択肢となります。
吸引機器によるセルライト改善
1、効果とメカニズム
吸引機器によるセルライト改善は、以下のメカニズムで効果を発揮します。 血行促進効果として、吸引圧により皮膚表面から深部組織まで血流が改善され、酸素や栄養素の供給が増加します。同時にリンパ流促進により、組織間に蓄積した余分な水分や老廃物の排出が促進されます。 脂肪細胞への作用では、機械的刺激により脂肪細胞の代謝が活性化され、蓄積した脂肪の分解が促進されます。また結合組織の改善として、セルライトの原因となる皮下の線維化した結合組織が柔軟になり、皮膚表面の凹凸が目立ちにくくなります。 即効性のある効果としては、施術直後の血行改善による肌の温度上昇や赤み、むくみの軽減があります。継続的な効果では、定期的な施術により皮膚のハリや弾力の改善、セルライトの見た目の改善が期待できます。
2、施術方法
機器の種類には、バキューム吸引タイプ、ローラー付き吸引タイプ、RF(高周波)併用タイプ、超音波併用タイプなどがあります。 基本的な施術手順として、まず施術部位を清拭し、必要に応じて専用ジェルやオイルを塗布します。機器の吸引レベルを個人の耐性に合わせて調整し、皮膚を吸引しながら一定方向にゆっくりと移動させます。1箇所あたり10-15分程度、週1-2回のペースで継続することが一般的です。 施術のポイントでは、過度な吸引圧は避け、皮膚の状態を観察しながら行います。リンパの流れに沿った方向への施術や、施術後の水分補給と軽いマッサージが効果を高めます。
3、禁忌事項・注意点
絶対禁忌として、施術部位に開放創や感染症がある場合、重篤な循環器疾患、血液凝固障害、妊娠中、悪性腫瘍の既往や疑いがある場合は施術を避けるべきです。 相対禁忌には、糖尿病による血管障害、重度の静脈瘤、皮膚疾患(湿疹、皮膚炎など)、服薬中(抗凝固薬など)の場合があり、医師との相談が必要です。 施術時の注意点として、吸引圧が強すぎると内出血や皮膚損傷のリスクがあります。施術後は紫外線を避け、十分な保湿を行うことが重要です。アルコール摂取や激しい運動は当日は控えめにし、個人差により効果の現れ方が異なることを理解しておく必要があります。 副作用・リスクには、一時的な赤み、軽度の痛み、稀に内出血や色素沈着が起こる可能性があります。これらの症状が持続する場合は、速やかに医療機関への相談が推奨されます
ラジオ波治療とセルライトの関係
即効性のある効果として、治療直後から血行改善による肌の温感や赤み、軽度のむくみ軽減が見られます。皮膚表面の滑らかさも一時的に改善されることがあります。 長期的効果では、継続治療により皮膚のハリや弾力の向上、セルライトの見た目の改善、皮下脂肪の減少が期待できます。通常4-8回の治療で効果を実感する方が多いとされています。
1、ラジオ波治療の基本原理
ラジオ波(RF:Radio Frequency)治療は、高周波エネルギーを皮膚深部に照射する治療法です。周波数は通常0.3-10MHzの範囲で、皮膚表面から真皮、皮下脂肪組織まで熱エネルギーを伝達します。 電磁波が組織内の水分子を振動させることで摩擦熱が発生し、組織温度を40-45℃程度まで上昇させます。この温熱効果により、血行促進、コラーゲン産生促進、脂肪代謝の活性化が起こります。
2、セルライトに対する作用メカニズム
脂肪分解促進として、熱エネルギーが脂肪細胞内の中性脂肪の分解を促進し、脂肪酸とグリセロールに分解された脂肪が血中に放出されやすくなります。 コラーゲン再構築では、真皮層のコラーゲン線維が熱により収縮し、新たなコラーゲン合成が促進されます。これにより皮膚の弾力性が改善し、セルライトによる皮膚表面の凹凸が目立ちにくくなります。 血行・リンパ流改善として、温熱効果により血管が拡張し、血流量が増加します。同時にリンパ管の蠕動運動も活性化され、老廃物や余分な水分の排出が促進されます。 線維化組織の改善では、セルライトの原因となる皮下の硬化した結合組織が熱により柔軟性を取り戻し、組織間の癒着が改善されます。
3、治療効果と特徴
脂肪分解促進として、熱エネルギーが脂肪細胞内の中性脂肪の分解を促進し、脂肪酸とグリセロールに分解された脂肪が血中に放出されやすくなります。 コラーゲン再構築では、真皮層のコラーゲン線維が熱により収縮し、新たなコラーゲン合成が促進されます。これにより皮膚の弾力性が改善し、セルライトによる皮膚表面の凹凸が目立ちにくくなります。 血行・リンパ流改善として、温熱効果により血管が拡張し、血流量が増加します。同時にリンパ管の蠕動運動も活性化され、老廃物や余分な水分の排出が促進されます。 線維化組織の改善では、セルライトの原因となる皮下の硬化した結合組織が熱により柔軟性を取り戻し、組織間の癒着が改善されます。
3、治療方法と注意点
治療プロトコルでは、1回の治療時間は部位により20-60分程度で、週1-2回のペースで継続します。治療前には金属製アクセサリーを外し、治療部位を清拭します。 適応と禁忌として、妊娠中、ペースメーカー装着者、治療部位に金属インプラントがある場合、悪性腫瘍の既往、重篤な心疾患がある場合は治療を避けるべきです。 副作用・リスクには、治療中の軽度の熱感や痛み、治療後の一時的な赤みや腫れがあります。稀に火傷や色素沈着のリスクもあるため、適切な出力設定と経験豊富な施術者による治療が重要です。 治療後のケアとして、十分な水分摂取、適度な運動、バランスの取れた食事が治療効果を高めます。また、紫外線対策と保湿ケアも欠かせません。
科学的根拠と限界
ラジオ波治療のセルライト改善効果については、複数の臨床研究で一定の効果が報告されていますが、個人差が大きく、完全な除去は困難とされています。継続的な治療と生活習慣の改善を組み合わせることで、より良い結果を得ることができます。
衝撃波治療
音響波により組織の血行を改善し、コラーゲンの再生を促進する治療法です。
レーザー治療
特定の波長のレーザーにより、脂肪細胞の破壊と組織の引き締めを行います。
インディバでセルライトケア
セルライトに悩む多くの女性が注目している「インディバ」。エステサロンや美容クリニックでよく耳にする名前ですが、実際にどのような施術なのか、本当に効果があるのか疑問に思っている方も多いでしょう。 今回は、インディバ初心者の方でも理解できるよう、インディバの仕組みからセルライトケアへの効果、そしてなぜ今注目されているのかまで詳しく解説します。
初心者が知るべき効果と必要性
インディバ(INDIBA)は、スペインで開発された高周波温熱機器の名称です。正式には「INDIBA ACTIV」と呼ばれ、0.448MHzという特定の周波数の高周波を使用して、体の深部から温熱効果を生み出す医療機器です。 簡単に言うと、体の中から温めることで、様々な美容・健康効果を得る施術です。外から温めるサウナやホットパックとは異なり、体内の細胞レベルから熱を発生させる点が大きな特徴です。
他の温熱機器との違い
一般的な温熱機器は皮膚表面から熱を加えますが、インディバは体内で熱を発生させます。これにより、以下のような違いが生まれます
深部到達性:皮膚表面から3-5cm深くまで熱が届く
温熱の持続性:施術後も体内の温かさが長時間持続
細胞レベルでの活性化:単なる温めではなく、細胞の活動を活発化
インディバがセルライトに効く5つの理由
セルライトができる根本的な原因は、以下の3つの悪循環にあります 血行、リンパの流れの悪化、老廃物の蓄積脂肪細胞の肥大化と組織の硬化。従来のマッサージ、お風呂、遠赤外線施術では、これらの問題を表面的にしか改善できませんでしたが、インディバは体の深部から根本的にアプローチできるのです。

1、深部加温効果
インディバの高周波は、皮膚の奥深くまで届き、血管を拡張させて血行を劇的に改善します。 ・酸素と栄養素の供給が増加 ・老廃物の排出が促進 ・新陳代謝の活性化 通常のマッサージでは届かない深い部分の血管まで働きかけるため、表面的なケアでは得られない効果が期待できます。
2、リンパドレナージュ効果
温熱効果により、リンパ管の収縮力が高まり、リンパの流れが改善されます。
・むくみの解消
・老廃物の効率的な排出
・組織の浄化作用
特に下半身のセルライトは、リンパの流れが悪いことが大きな原因の一つなので、この効果は非常に重要です。
3、脂肪細胞の代謝促進
インディバの温熱効果により、脂肪細胞の代謝が活発になります。
・脂肪の分解酵素の活性化
・脂肪燃焼の促進
・脂肪細胞のサイズ減少
これにより、セルライトの原因となる肥大した脂肪細胞が小さくなり、皮膚表面の凸凹が改善されます。
4、コラーゲン生成促進
適度な温熱刺激は、コラーゲンの生成を促進します。それにより以下の効果を出します。
・皮膚の弾力性向上
・組織の引き締め効果
・肌質の改善
これにより、セルライトが目立ちにくい滑らかな肌質に導かれます。
5、結合組織の柔軟性向上
セルライトが硬くなる原因の一つは、結合組織の硬化です。インディバの温熱効果により柔らかくすることができます。
・硬化した組織の柔軟性回復
・血行改善による組織の正常化
・皮膚の質感改善
これにより、セルライトが目立ちにくい滑らかな肌質に導かれます。
まとめ

セルライトは多くの女性が経験する自然な現象であり、恥ずかしがる必要はありません。しかし、気になる場合は適切な知識に基づいたケアにより改善が可能です。 重要なのは、一つの方法に頼るのではなく、食事、運動、マッサージ、生活習慣の改善を組み合わせた総合的なアプローチです。そして何より、継続することが最も大切です。 完璧を求めすぎず、自分のペースで無理なく続けられる方法を見つけて、健康的で美しい肌を目指していきましょう。セルライトケアは、単なる美容ケアを超えて、全身の健康改善にもつながる価値ある取り組みなのです。
専門知識と技術をもったスタッフによる的確なアプローチによる改善は何よりおススメです。 私たちは、一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、体の状態をしっかりと見極め、最適なケア方法をご提案しています。セルライトにお悩みの方は、ぜひプロの手にお任せください。